これは使える!「点検整備ハンドブック」の活用法3つ

これは使える!「点検整備ハンドブック」の活用法3つ

これは使える!「点検整備ハンドブック」の活用法3つ

「事業用トラックの点検整備ハンドブック」は、全ト協が発行している刊行物の中で、利用している運送会社が多い冊子のひとつです。

 

この冊子を利用している人がなぜ多いのか、その理由をまとめてみました!

1.教育・研修に活用できる

「事業用トラックの点検整備ハンドブック」は、教育・研修に役立ちます。

 

@初任運転者教育

一般貨物自動車の経験が未経験であったり、3年以上ブランクがある場合は、「初任運転者」として、15時間以上の初任運転者教育を実施しなければいけないですよね。

 

指導監督指針の12項目をもとに教育をするのですが、日常点検は、実車を用いて行うことになっています。

 

実際に、先輩が口頭で実技を見せることになると思いますが、それだけでは運転者も覚えにくいです。

 

「事業用トラックの点検整備ハンドブック」などのイラスト入りの冊子があれば、何回も目に触れることができるので、運転者も覚えやすいはずです。

 

A乗務員全員の安全教育

事業法では、1年間に乗務員全員に対して、指導監督指針12項目を教育する必要がありますよね。

 

毎年、教育を実施しなければいけないので、マンネリ化してしまう懸念がありますが、日常点検は、事故を未然に防ぐために必要なことですよね。

 

だからこそ、基礎をしっかり反復しておくことが大事です。

 

そのためには、手順がしっかり描かれている「事業用トラックの点検整備ハンドブック」の利用をおすすめします。

2.ドライバーコンテストに利用できる

これは使える!「点検整備ハンドブック」の活用法3つ

都道府県トラック協会に所属している運送会社は、ドライバーコンテストに参加することができます。

 

このドライバーコンテストとは、いわば、ドライバーの腕を競い合う甲子園のようなもので、各都道府県で優勝したドライバーが全国大会に出場することができます。

 

筆記・運転・日常点検があり、とくに日常点検は、早く、正しく行うことが高得点に繋がります。

 

優勝を目指したドライバーが集まっているので、みなさんレベルが高いのですが、日常点検は、マニュアルをもとにキチンと行っている運転者の方が点数が高いです。

 

日常点検は、どのように実施しなければいけないのか。

 

この全ト協が発行している「事業用トラックの点検整備ハンドブック」にチェックポイントと確認すべき内容が写真付きで詳しく書かれています。

 

もしも、あなたがドライバーコンテストの出場を考えているのであれば、事前に確認した後、練習していきましょう。

3.Gマークの申請で利用できる

Gマークの申請の新規申請・更新申請A方式・C方式では、「安全性に対する取組の積極性」の審査がありますよね。この「事業用トラックの点検整備ハンドブック」の冊子は、グループ1の(1)で大活躍するのです。

 

グループ1(1)は「自社内独自の運転者研修」が評価されるのですが、研修例として「点検整備」に関する内容が紹介されています。

 

そのため、Gマーク申請では、この「事業用トラックの点検整備ハンドブック」を用いている事業者が多いのです。

 

全ト協のHPで無料公開されているため、誰でもダウンロード及びプリントアウトできます。添付資料として提出しやすいので、うまく活用しておきたいところです。

まとめ

教育・研修だけでなく、コンテストやGマーク申請など、様々な用途で仕様される冊子なので、利用されているのをよく見かけます。

 

教育のネタに困ったら利用してみてはいかがでしょうか。